CHROME拡張機能 / 操作マニュアル

業務フライトレコーダー

いつもの登録作業を1回やって見せるだけで、手順書ができます。同じ登録を何件も繰り返すときは、CSVを読み込ませると、画面の上で1件ずつ入力していきます。

Chromeウェブストアで追加する 練習用の画面で試す

できること

記録

操作を手順書にする

押したボタン、入力した欄、選んだ項目を、順番どおりに書き留めます。書き留めたものは、そのまま手順書(HTML)として保存できます。

連続登録

同じ登録をCSVで繰り返す

記録した手順に、CSVの1行ずつを当てはめて入力します。業務画面の上で、いま入力している欄を青い枠で示しながら進みます。

記録しないもの

入力した値、パスワード、選んだファイルの名前は記録しません。手順書に残るのは「どの欄に入力したか」までです。

記録操作を記録する

  1. 記録したい画面を開き、ツールバーのアイコンを押します。

    小さな画面が出ます。「記録を開始」を押してください。

    拡張機能の小さな画面。記録した工程0件、記録を開始ボタン
    アイコンを押すと出る画面
  2. いつもどおり、1件分の登録をします。

    記録中は、画面の右上に「記録中」の赤い印が出ます。画面が切り替わっても、同じサイトの中なら記録は続きます。

    受注登録の画面。右上に記録中の印
    練習用の受注登録画面で記録しているところ。右上の赤い印が「記録中」
  3. 登録が終わったら、もう一度アイコンを押して「記録を終了」を押します。

    途中で手を止めたいときは「一時停止」を押します。一時停止中の操作は記録されません。

安全のため自動で止まる場合

別のサイトへ移ると、記録は自動で一時停止します。サイトが変わりました。安全のため記録を一時停止しました。 と出たら、元のサイトに戻ってから「記録を再開」を押してください。

記録手順書にする

  1. アイコンを押し、「記録内容を確認する」を押します。

    記録した工程が一覧で出ます。業務名を付け、ボタン名や欄の名前が分かりにくいところは書き直せます。記録にない作業は「手動工程を追加」で足せます。

    記録内容のレビュー画面。業務名と工程一覧
    記録内容のレビュー画面
  2. 「手順書(HTML)をダウンロード」を押します。

    画面ごとに見出しが付いた手順書ができます。ブラウザで開けるので、そのまま共有や印刷に使えます。

    できあがった手順書。画面ごとの見出しと番号付きの手順
    できあがった手順書。「「顧客番号」に入力します」のように、操作が文章になります
  3. 連続登録にも使う場合は、「この手順を保存する」を押して名前を付けます。

    保存した手順は、あとで連続登録の画面から選べます。

連続登録連続登録の準備

  1. 登録したい画面のタブで、アイコンを押し「この画面で連続登録」を押します。

    このとき開いていたタブが、入力先になります。別のタブで押すと、そのタブに入力しようとします。

    拡張機能の小さな画面。この画面で連続登録のリンク
    いちばん下の「この画面で連続登録」
  2. 連続登録の画面で、保存した手順の「選ぶ」を押します。

    手順から、CSVに必要な列が自動で決まります。表の見方は次のとおりです。

    • 列と入れる値:記録で入力・選択した欄です。
    • 記録で触らなかった欄:記録のときに入力しなかった、同じ画面の欄です。最初はすべて「使わない」です。CSVで入れたい欄だけ、チェックを外してください。
    • 使わない:チェックした列はCSVから外れ、実行時もその欄を飛ばします。画面を絞り込むだけの操作などに使います。
    連続登録の画面。列と入れる値の表、記録で触らなかった欄の表
    上の表が記録した欄、下の表が記録で触らなかった欄
  3. 「テンプレートCSVをダウンロード」を押します。

    見出し行だけのCSVができます。Excelなどで開き、2行目から1件ずつデータを入れてください。

連続登録CSVの作り方

1行が1件の登録です。見出し行の列名で、どの欄に入れるかを決めます。

顧客番号顧客名数量納品希望日出荷区分支払方法見積書を添付する備考
K-001顧客A102026-10-01通常便請求書いいえ午前中の納品を希望
K-002顧客B42026-10-02急ぎ便前払いはい(空欄)
K-003顧客C252026-10-05引き取り請求書いいえ担当者が受け取りに来ます

練習用の受注登録画面に合わせた例です。架空のデータです。

決まりごと内容
列の順番自由です。列名で対応づけます。Excelで並べ替えても構いません。
空欄その欄は触りません(空にもしません)。前の選択で出たり消えたりする欄は、使わない行を空欄にしてください。必須の列が空欄なら、実行前に止めます。
数値10 -3 2.5 のような半角数字です。
日付2026-10-01 の形です。2月30日のような存在しない日付は通りません。
チェックボックスはいいいえ です。
選択欄・ラジオボタン画面に表示されている選択肢の文字どおりに入れます(例:通常便)。列名は、ラジオボタンなら項目名(例:支払方法)です。
文字コードUTF-8 と Shift-JIS のどちらでも読めます。Excelで「CSV」保存したものをそのまま使えます。

連続登録連続登録を実行する

  1. 「CSVファイル」でファイルを選びます。

    実行する前に、CSVを検査します。列の過不足、数値や日付の形、画面の選択肢にある値かどうかを確かめます。問題があれば、すべて一覧で出ます。直してから選び直してください。

    CSVの検査で見つかった誤りの一覧
    誤りがあるとき。「2行目:「数量」は数値で入れてください。」のように、行と列を示します
    5件のデータを確認しました。実行できます。の表示と実行モード
    問題がないとき。「5件のデータを確認しました。実行できます。」
  2. 実行モードを選んで「実行する」を押します。

    業務画面に自動で切り替わります。行ごとに、記録の最初の画面から始めます。

    • 確認しながら実行(既定):1つ操作するたびに止まります。画面を見て、右下の「次へ」を押すと進みます。最初はこちらで試してください。
    • 通しで実行:止まらずに最後の行まで進みます。
    業務画面。顧客番号の欄が青い枠で囲まれ、右下に確認してくださいの枠
    いま入力した欄が青い枠で囲まれます。右下の枠に、何件目か、何をしたかが出ます
  3. 終わったら、結果を確かめます。

    業務画面の右下に結果が残ります。「連続登録の画面に戻る」を押すと、行ごとの結果を見られます。

    登録完了の画面。右下に連続登録が終わりましたの枠
    業務画面に残る結果
    実行結果。2行目から6行目まで完了
    連続登録の画面の実行結果

結果の見方

表示意味すること
完了最後の操作まで終わりました。ありません。
停止ボタンを押す前に止まりました。その行は登録されていません。理由を直し、その行から始まるCSVで実行し直します。
結果不明ボタンを押したあとで止まりました。登録されたかどうか分かりません。業務画面で登録されたかを確かめてから、手で進めます。二重登録を防ぐため、自動ではやり直しません。

1行でも完了しなかったら、そこで止まります。残りの行は実行しません。

困ったとき

出たメッセージ原因と対処
対象の画面とつながりません。もう一度ツールバーから開き直してください。入力先のタブを閉じたか、再読み込みしました。業務画面のタブでアイコンを押し、「この画面で連続登録」から開き直してください。
「顧客番号」:要素が見つかりませんその画面に、記録した欄やボタンがありません。画面の作りが変わったか、別の画面が出ています。業務画面を確かめ、必要なら記録し直してください。
「受注登録」の画面になりませんでしたボタンを押しても、次の画面に進みませんでした。入力内容のエラーが業務画面に出ていないか確かめてください。
記録中は連続登録を開けません。記録を終了してからやり直してください。記録と連続登録は同時に使えません。先に「記録を終了」を押してください。
記録したサイト以外へは移動できません。連続登録は、記録したサイトの中だけを動きます。記録したサイトのタブから開き直してください。
文字コードを判別できませんでした。UTF-8 か Shift-JIS で保存し直してください。CSVを保存し直してください。Excelなら「CSV UTF-8」で保存するのが確実です。

対応していない画面

  • 「行を追加」で明細の欄が増えていく画面(見積の品目、受注の明細など)。ご要望があれば対応を検討します。
  • ファイルを選ぶ欄。ブラウザの決まりで、拡張機能からは選べません。連続登録の画面で「使わない」にすると、その工程を飛ばして進めます。
  • 入力の途中で出る候補から選ぶ欄(取引先名の予測入力など)。
  • 画面の中に別の画面が埋め込まれている部分(iframe)と、途中で別のサイトへ移る手順。
  • すでに入っている値を空にする操作。空欄は「触らない」の意味になります。

画面によっては、自動の入力を受け付けないことがあります。実行前にすべての問題を見つけることはできません。実行中も、各操作の直前に確かめて、合わなければ止まります。

お仕事で使うとき

入力先のシステムやデータの持ち主が、自動入力ツールの使用を認めているか確かめてから使ってください。

データの扱い

  • 記録した手順は、お使いのブラウザの中だけに保存します。外部には送りません。
  • CSVのデータは、入力先の画面に入れるためだけに使います。保存はしません。連続登録の画面を閉じると消えます。
  • 使う権限は3つだけです。
    • 表示中のタブへのアクセス:アイコンを押したタブだけを記録・入力の対象にします。
    • スクリプトの実行:そのタブで操作を読み取り、入力するために使います。
    • 保存:記録した手順をブラウザの中に保存します。
  • 記録をすべて消すときは、レビュー画面の「記録をすべて削除」、保存した手順は連続登録の画面の「消す」を押します。